2024年3月6日水曜日

Hさん(38歳)のケース その1【不妊鍼灸】

Hさんが来院されたのは不妊治療を始められてから1年弱たった頃。

来院されるまでの状況としては、福知山市内のクリニックでタイミング法を3~4回ほど、人工授精を1回されてきましたが、一度も着床せず全て陰性。

そして、体外受精へステップアップするために京都市内の病院へ転院され、卵管や子宮内の検査等を一通り受けられた後、当院へ来院されました。

検査結果としては、プロラクチンの値が少し高かったのでそれを抑える薬を処方されましたが、それ以外は特に問題ないとのこと。

採卵の周期に入ったタイミングで初めて来院され、それに合わせて鍼灸治療も開始。

身体の状態としては、ストレスがきつく、全体的に血流が滞っていて巡りが悪いような状態でした。

ロング法での採卵ということだったので、採卵までの間で2回ほど施術をし、いざ採卵へ。

採卵結果としては8個採れたうち4個異常受精、1個受精せず、3個成長停止。

初めての採卵結果としては残念ながら全滅。

採卵後の内診で、卵巣に腫れもあり腹水も多少みられるということで、ドクターの指示で次の採卵まで二周期休むことになりました。

その休んでいる間、全滅という採卵結果や病院の治療方針がHさんに合わないと感じられ、再び転院を検討されます。

ご主人とも話し合われて、結果神戸の病院へ転院されることになりました。

転院先の病院でも一通り検査を受けられ、同様に特に異常はなし。

そして、再び採卵の周期に入ります。


つづく

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