2024年5月14日火曜日

Uさん(37歳)のケース その3【不妊鍼灸】

採卵を無事に終えたUさん。

一周期お休みをはさみ、いよいよ胚移植の周期に入りました。

病院で処方された経口薬と貼り薬を使って子宮内膜を育てながら、鍼灸で身体を整えていきます。

その間に子宮内フローラの検査もされ特に問題ないようでした。

※子宮内フローラ検査とは、子宮内に存在し活動している細菌の割合を調べる検査です。
その中でもラクトバチルス菌(善玉菌)の割合が多い方が良いとされ、この子宮内フローラが整った状態だと妊娠率や妊娠継続率が上がると言われています。

もともと子宮内膜も厚くなりにくいUさんでしたが、胚移植前の診察では、胚移植するには問題ない厚さまで育っていました。

そしていよいよ胚移植です。

胚移植も無事に終わり、あとは判定待ちです。


判定結果は・・・
見事陽性!!

しかし、判定日の診察ではhCGの値が少し低めだったため、一週間後の診察まで様子を見られることになりました。

前回の陽性判定がでたときもhCGの値が低く、その後残念な結果になったUさんだったので、本人もとても心配だったでしょう。

陽性判定後も引き続き妊娠継続のための鍼灸をし、再び診察に行かれました。

診察結果としては、hCG値も問題なく上昇し、胎児も順調育っているようでした。

その間も鍼灸を行い、その後無事に卒業されました。

最後まで心配ではありましたが、無事に卒業され本当に良かったです。

おめでとうございます🎊



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これからも少しでも多くの方の妊活のサポートをしたいと思いますので気軽にご相談下さい。

一人でも多くの方の笑顔が見られますように!

2024年5月13日月曜日

Uさん(37歳)のケース その2【不妊鍼灸】

前回陽性判定がでるもその後残念な結果になったUさん。

採卵から仕切り直しです。

ただ、すぐに採卵はせず体調、体質を改善すべく次の採卵までしばらくはタイミングで様子をみられることになりまりした。

ただ、Uさんは卵管の問題もありましたが、とりあえずタイミングさえとっていれば少なからず妊娠の可能性は0ではなくなるので、何もしないより可能性はあるとお伝えしました。

というのも以前診ていた患者さんの中に、Uさんと同様に片方の卵管を摘出。もう片方の卵管は閉塞を言う方がいらっしゃいました。
そして同様に次の体外受精まで鍼灸で体調、体質を整えるたの期間をつくり、その間はタイミングで様子を見て、そのタイミングで妊娠された方がいた、という経験があったためです。


Uさんの話に戻りますが、その間は病院の診察も一旦お休み。

何周期か鍼灸を行いながらタイミングをとられていましたが、そう簡単にうまくいきませんでした。

そしていよいよ採卵の周期に入りました。

経口薬と自己注射で卵胞を育てながら、鍼灸にも通っていただき、診察では順調に卵胞が育っているとのこと。

そしてその後、予定通り採卵をされ、結果としては全部で17個採れました。

その内12個受精し、9個が胚盤胞で凍結できたと連絡がありました。

採れた数も多かったですが、胚盤胞で凍結できた数としてもとても優秀な結果が残せたのではないかと思います。

あまり多く採れすぎても、質が悪く受精しなかったり、空砲だったりで採れた数に対して残る数が少ないこともよくあります。

しかし、今回のケースはとても良い結果だったと思います。

凍結卵もでき、次は胚移植です。
一周期お休みされた後、いよいよ胚移植の周期です。

つづく

2024年5月10日金曜日

Uさん(37歳)のケース その1【不妊鍼灸】

今回はUさんのケースをご紹介したいと思います。

以前から不妊治療をされていたUさん。

Uさんは転勤族で以前は広島県に住んでいらっしゃいました。

広島県内の病院で体外受精をされていて、それに加え同県内の鍼灸院で同時並行で治療をされていました。

2年間ほど通われていましたが、なかなか結果が出ず、転勤となり当院のある福知山に引っ越されたばかりでした。

当然、土地勘もないため病院を探すところから始められ、そして鍼灸院も探されており当院へ来院されました。

ちなみに病院は京都市内の病院を選ばれました。

状況としては、以前卵管に水腫ができ手術で左の卵管を摘出。

右の卵管は閉塞ということもあり、自然妊娠は難しいということもあり体外受精をされていました。

さらには、チョコレート脳腫もあり子宮内膜もなかなか厚くなりにくいという状況。

一筋縄ではいかないようなケースですね。

引っ越す前に広島の病院に凍結してあった初期胚の受精卵が1つあったので、京都市内の病院に移され、その凍結卵の移植に向けて鍼灸も開始しました。

胚移植に向けて低温期中に数回施術をしました。

しかし、その後の病院での検査でNK細胞活性の値が少し高めだったこともあり、次の診察の結果次第で胚移植するかどうかを決定するとのことでした。

※NK細胞(ナチュラルキラー細胞)とは血液内に存在するリンパ球の一種で、異常な細胞を見つけ攻撃をする細胞です。
細胞活性が高いNK細胞が子宮に定着してしまうと着床や妊娠継続を妨げてしまいます。

そして、次の診察で状況を確認すると胚移植するには問題ないとのドクターのOKがでたため、予定通り移植されました。

胚移植後も施術を行い、判定待ちです。


結果としては、
なんと陽性判定

私もご本人も大変喜びましたがその後の診察でhCGの値が低く残念な結果になってしまいました。

そして今回の胚移植で凍結卵がなくなってしまったため、採卵から仕切り直しです。

つづく


Uさん(37歳)のケース その3【不妊鍼灸】

採卵を無事に終えたUさん。 一周期お休みをはさみ、いよいよ胚移植の周期に入りました。 病院で処方された経口薬と貼り薬を使って子宮内膜を育てながら、鍼灸で身体を整えていきます。 その間に子宮内フローラの検査もされ特に問題ないようでした。 ※子宮内フローラ検査とは、子宮内に存在し活動...