2023年6月2日金曜日

Iさん(37歳)のケース その1

いつも多くの方に来院していただいている当院ですが、今回はたくさんある症例の中から、Iさんのケースを書きたいと思います。

興味があれば最後まで読んでもらえると嬉しいです。



Iさんが来院されたのは不妊治療を始められてから約半年たった頃。


始めて来院された時の状況としては、年齢のこともあり、タイミング法から様子をみるより一気にステップアップして体外受精をするために京都市内の病院に通院中のIさん。


最初に病院で一通り検査された結果としては、プロラクチンの値が少し高く、卵管は右側が完全に閉塞していて、左側は狭窄(かろうじて通っている程度)、そしてAMH検査での値は1.52(40歳くらいの数値)でした。


※AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査とは、血液中のAMH濃度を調べ、あとどの程度の卵があって、そしてどの程度排卵し続けることができるのかを予測するための検査です。


あとは特に問題ないとのことでした。


一度ショート法で採卵し、6個採れたうち1個だけ受精。

その受精卵を胚盤胞まで成長させ、その周期に新鮮胚移植をされました。

一旦陽性判定が出たものの、心拍を確認するまでの間で力尽き陰性判定。

残念な結果となってしましました。


その様なこともあり、少しでもうまくいく可能性を願って来院されました。


早速Iさんの身体の状態を診させていただくと、全体的に血の巡りが悪く、滞りや停滞がみられました。

再び採卵される予定でしたが、翌月に旅行も計画されており、体調も整えるために、一旦その周期はお休み。

卵管の件もありましたが、一応タイミングはとるかもということで、そのことを考慮し鍼灸治療開始です。


つづく

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