次の採卵の周期に向けて体調を整えるために、一旦お休みも兼ねてタイミングで様子をみられるIさん。
Iさんの場合、右の卵管は閉塞しており、左の卵管はかろうじて通っている程度。
しかも卵胞は閉塞している側の右から出てきているため、タイミングの予定はしているものの、ほぼ自然妊娠は難しい状態でした。
ご本人もそのことを理解はされていたので、次周期の採卵を目標に鍼灸施術を行っていきました。
タイミング前から施術を開始し、その後病院の指示通りタイミングをとられたIさん。
タイミング後も次周期の準備も兼ね、施術を行いました。
そして、その周期の施術は終わり、一旦生理待ちです。
その後しばらくして来院されたIさん。
いよいよ、採卵に向けての鍼灸施術の開始です。
そして問診に入ろうとした時に、Iさんから驚きの一言が。
Iさん「先生、奇跡が起きました!なんと妊娠してました!」
私「えーーーーーっ!!」
私もとても驚きましたが、それ以上に病院で受診されたIさん、ご主人もビックリだったそうです。
さらにドクターも驚いていたそう。
なぜなら閉塞していた側から卵胞が出てきたにも関わらず、なんと受精し着床したとのことでしたからね。
今でもIさんと喜んだことをとても覚えています。
Iさんのケースはとても稀です。
通常、卵胞が育ち卵子が排卵すると同じ側の卵管采(卵子を拾い上げる部分)からキャッチされます。
このキャッチする機能をピックアップ機能と言います。
しかしIさんの今回のケースでは、おそらく右側から排卵された卵子が左側の卵管采からピックアップされたと考えられます。
このようなことは、本来ほとんどないですが、非常に低い確率で起こることがあるようです。
今回のIさんのケースでは、右側から排卵した卵子を左側の卵管采がピックアップし、それがうまく受精し、その受精卵が左側のごくわずかな隙間の卵管を通過し、子宮までたどり着いて着床したという、本当に奇跡が重なっての妊娠判定でした。
このようなケースは本当に稀ですが、Iさんも鍼灸の効果もあったと言って下さり、体調の変化も早い段階で感じていたそうです。
本当に何が起こるか分かりませんね。
その後Iさんは、予定されていた旅行はキャンセルされ、妊娠後も流産予防で鍼灸施術を行い、無事に卒業されました。
Iさん、本当に良かったですね。
おめでとうどざいます。
今回Iさんの奇跡の妊娠に携われとても嬉しく思います。
これからも少しでも多くの方の妊活のサポートをしたいと思いますので気軽にご相談下さい。
一人でも多くの方の笑顔が見られますように!
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