2024年4月16日火曜日

Mさん(38歳)のケース その1【不妊鍼灸】

以前から不妊治療をされていたMさん。

胚移植を何度かされ、3回目で着床し妊娠。その後出産。

そして、子育ても落ち着いたところで2人目をご希望され治療を再開されたタイミングで来院されました。


1人目の不妊治療で通っていた京都市内の病院で体外受精をされる予定とのことでしたが、仕事も忙しくなかなか通院する時間がないため、3カ月ほどは地元のクリニックへ通院しながら鍼灸で身体を整えるとのことでした。



ちなみに、福知山市内周辺の地域(京都府北部)には体外受精ができる病院がないため、人工授精までしかできません。

なので、ステップアップを希望する場合は京都市内、大阪、神戸のような都会の病院まで通う必要があります。

一番近い病院でも高速をつかって車で1時間半くらいはかかります。

みなさん、通院だけでも苦労されていますね。

ということで、Mさんは3カ月ほどは人工授精で様子をみることになりました。

そして鍼灸も、人工授精に加えて3カ月以降の体外受精に向けての身体づくり開始しました。


ただMさんの場合、ご主人にも不妊の原因があり精子の数も少なく運動率も悪い状態で、なかなか自然妊娠するには厳しい数値でした。

男性の場合、その時の体調の良し悪しで精子の数や運動率は大きく変動します。

しかし、Mさんのご主人の場合、精子を洗浄・濃縮してもギリギリ自然妊娠可能とされる基準の数値に届くか届かないか。


そのような状況だったので、今回はご主人にも少しでも精子の質が向上するように鍼灸を受けていただきました。

今回、体外受精までの間の人工授精は精子の洗浄・濃縮なしだったので、Mさんの身体の状態もまだ整っていなかったのもありうまくいかず全て陰性でした。

そして、いよいよ体外受精をするにあたり採卵へ向けての周期が始まりました。


つづく



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