2024年10月21日月曜日

体質改善に必要な期間は?

ようやく暑い夏から解放され、短い秋になってきています。

当院は今月の17日で7年目に入りました。

今まで続けて来られたのも皆様のおかげです。

本当に感謝しかありません。

これからも更に信頼していただける鍼灸院を目指していきますので、宜しくお願い致します。


さて、今回は鍼灸での体質改善について書きたいと思います。

当院では、妊活や不妊治療をされている方が、妊娠しやすい身体づくりと体質改善のための鍼灸施術を行っています。

「鍼灸を受けたいけど、いつのタイミングで受けるのがいいですか?」

という質問をされることが時々あります。

答えとしては、一日でも早く始められることに越したことはありません

人間の身体は60兆個や37兆個などいろいろな説はありますが、何十兆個もの細胞でできています。

そして、細胞分裂を行い新しい細胞が増えていく一方で、古く役割を果たした細胞は死んでいきます。

その繰り返しで人間の細胞はバランスを保っています。

しかし、筋肉、骨、皮膚、内臓、脳、血液などどれぞれの部位によって細胞分裂の周期は違います。

また、年齢によってもその周期は変化します。

それぞれの周期の日数に関してはここでは割愛しますが、早い部位では約1日、長い部位では数年かかると言われています。

ちなみに成長期間として精子は3~4カ月、卵子は5~6カ月ほどの期間が必要となります。

それを踏まえ考えると体質改善に必要な期間としては3~6カ月といえます。

人間はいくら頑張ってもすぐには体質は変わりません。

(これはダイエットや運動不足等にも共通しているので理解していただける方も多いと思います。)

なので根気よく継続して鍼灸施術させていただけると、体質が変化していく実感も徐々に感じとれると思います。

そうなれば、良い結果が訪れる日も近いかもしれませんね。

ちなみに、3~6カ月という期間は体質改善を徹底的に行うための目安なので、その期間より早く良い結果が出る方もいらっしゃいます。

何もしないよりはすることをオススメしますので、興味がある方は一度試されてはいかがでしょうか?


少しでも多くの方の妊活のサポートをしたいと思いますので気軽にご相談下さい。

2024年8月29日木曜日

台風10号に関してのお知らせ

現在、過去最強クラスと言わるほどの、大型で非常に強い勢力の台風10号が近畿地方にも近づいています。

速度も非常に遅いため、当院のある京都府福知山市に接近するタイミングも定かではありませんが、台風情報を観てると、おそらく明日、明後日だと思われます。

当院は明日土曜日は通常営業の予定ですが、台風の状況次第では休診、もしくは早めに閉めさせていただくことも考えています。

一番は患者様の安全を考慮した判断になると思いますので、その場合は、既にご予約いただいている患者様には早めのご連絡をさせていただきます。

また、これから予約を考えておられる方に関しましては、無理をせずご自身の安全を第一に考え、ご判断いただきますよう宜しくお願い致します。



やまざき鍼灸治療院

2024年8月10日土曜日

Yさん(33歳)のケース その2【不妊鍼灸】

ERA検査を行い、その結果待ちのYさん。

結果が出るまで、まだもうしばらくかかりそうです。

検査結果を待っている間に生理がきたYさんは、その周期はタイミングで様子をみられることになりました。

その間も継続して鍼灸で身体を整えていきます。

その後、タイミングをとられていましたが残念ながら再び生理がきてしまいました。

ちなみに、生理前の診察でERA検査の結果は、特に着床の窓のズレもなく異常なしとのこと。


そして、いよいよ胚移植の周期に入ります。

引き続き、胚移植までの間、数回鍼灸の施術を行いました。

胚移植も無事におわり、胚移植後も着床率の向上と高温期をしっかりキープさせるために施術をし、判定待ちです。


ちなみに、普段なかなか子宮内膜が厚くなりにくいYさんでしたが、鍼灸を受け出してからは普段よりも厚くなっているとのことでした。

胚移植前の診察でも、その時期にはめずらしく今まで以上に厚みがあったと報告を受けました。

体調が整ってくると、子宮内膜の厚さも向上するんですね。


いよいよ判定の日がきました。

結果としては、・・・見事陽性判定!

陽性判定後も流産予防のために、何度か鍼灸を受けていただきました。


本当に良かったです!



これからも少しでも多くの方の妊活のサポートをしたいと思いますので気軽にご相談下さい。

一人でも多くの方の笑顔が見られますように!

2024年8月9日金曜日

Yさん(33歳)のケース その1【不妊鍼灸】

毎日暑い日が続きますが皆さんいかがお過ごしでしょうか?
夏バテはしていませんか?

こういう時こそしっかり食べて寝て、体力をつけてこの暑い夏を乗り切りましょう!



さて、今回はYさんのケースをご紹介します。

Yさんが来院されたのは不妊治療を始められてから約2年半たった頃。

来院されるまでは、地元のクリニックでタイミング法と人工授精をされていました。

治療を続けて2年たち、なかなか結果がでないということで、体外受精にステップアップするために神戸の病院へ転院されました。

神戸の病院で体外受精をするにあたり、まずは採卵です。

アンタゴニスト法で誘発後、8個採卵し顕微授精で4個受精、そして4個とも凍結できたとのことでした。

その内1個は既に胚移植をして陰性。

という過程を経て、鍼灸を受けるために当院へ来院されました。 


Yさんの鍼灸治療を行うにあたり、まずは身体の状態を診ました。

東洋医学では気・血・水という考え方がベースにあり、このバランスが崩れると身体に様々な不調がでてきます。

Yさんは特に”水”の巡りが悪く、それに伴い、他の”気・血”のバランスも崩れているようでした。

そのことを踏まえ鍼灸治療を開始しました。


また病院では、胚移植を控えるにあたり、着床の窓が合っているかどうか検査をするということで、ERA検査を受けられました。

※ERA検査とは、胚移植の時期と着床のタイミングが合っているかを調べる検査です。

検査結果が出るまで3~4週間かかるため、それまでは身体を整えるために鍼灸を行います。


2024年5月14日火曜日

Uさん(37歳)のケース その3【不妊鍼灸】

採卵を無事に終えたUさん。

一周期お休みをはさみ、いよいよ胚移植の周期に入りました。

病院で処方された経口薬と貼り薬を使って子宮内膜を育てながら、鍼灸で身体を整えていきます。

その間に子宮内フローラの検査もされ特に問題ないようでした。

※子宮内フローラ検査とは、子宮内に存在し活動している細菌の割合を調べる検査です。
その中でもラクトバチルス菌(善玉菌)の割合が多い方が良いとされ、この子宮内フローラが整った状態だと妊娠率や妊娠継続率が上がると言われています。

もともと子宮内膜も厚くなりにくいUさんでしたが、胚移植前の診察では、胚移植するには問題ない厚さまで育っていました。

そしていよいよ胚移植です。

胚移植も無事に終わり、あとは判定待ちです。


判定結果は・・・
見事陽性!!

しかし、判定日の診察ではhCGの値が少し低めだったため、一週間後の診察まで様子を見られることになりました。

前回の陽性判定がでたときもhCGの値が低く、その後残念な結果になったUさんだったので、本人もとても心配だったでしょう。

陽性判定後も引き続き妊娠継続のための鍼灸をし、再び診察に行かれました。

診察結果としては、hCG値も問題なく上昇し、胎児も順調育っているようでした。

その間も鍼灸を行い、その後無事に卒業されました。

最後まで心配ではありましたが、無事に卒業され本当に良かったです。

おめでとうございます🎊



鍼灸に興味はあるけど、受けようかどうか悩まれている方がいらっしゃるかもしれません。

無料でカウンセリングも行っていますので、是非気軽にご連絡ください。


これからも少しでも多くの方の妊活のサポートをしたいと思いますので気軽にご相談下さい。

一人でも多くの方の笑顔が見られますように!

2024年5月13日月曜日

Uさん(37歳)のケース その2【不妊鍼灸】

前回陽性判定がでるもその後残念な結果になったUさん。

採卵から仕切り直しです。

ただ、すぐに採卵はせず体調、体質を改善すべく次の採卵までしばらくはタイミングで様子をみられることになりまりした。

ただ、Uさんは卵管の問題もありましたが、とりあえずタイミングさえとっていれば少なからず妊娠の可能性は0ではなくなるので、何もしないより可能性はあるとお伝えしました。

というのも以前診ていた患者さんの中に、Uさんと同様に片方の卵管を摘出。もう片方の卵管は閉塞を言う方がいらっしゃいました。
そして同様に次の体外受精まで鍼灸で体調、体質を整えるたの期間をつくり、その間はタイミングで様子を見て、そのタイミングで妊娠された方がいた、という経験があったためです。


Uさんの話に戻りますが、その間は病院の診察も一旦お休み。

何周期か鍼灸を行いながらタイミングをとられていましたが、そう簡単にうまくいきませんでした。

そしていよいよ採卵の周期に入りました。

経口薬と自己注射で卵胞を育てながら、鍼灸にも通っていただき、診察では順調に卵胞が育っているとのこと。

そしてその後、予定通り採卵をされ、結果としては全部で17個採れました。

その内12個受精し、9個が胚盤胞で凍結できたと連絡がありました。

採れた数も多かったですが、胚盤胞で凍結できた数としてもとても優秀な結果が残せたのではないかと思います。

あまり多く採れすぎても、質が悪く受精しなかったり、空砲だったりで採れた数に対して残る数が少ないこともよくあります。

しかし、今回のケースはとても良い結果だったと思います。

凍結卵もでき、次は胚移植です。
一周期お休みされた後、いよいよ胚移植の周期です。

つづく

2024年5月10日金曜日

Uさん(37歳)のケース その1【不妊鍼灸】

今回はUさんのケースをご紹介したいと思います。

以前から不妊治療をされていたUさん。

Uさんは転勤族で以前は広島県に住んでいらっしゃいました。

広島県内の病院で体外受精をされていて、それに加え同県内の鍼灸院で同時並行で治療をされていました。

2年間ほど通われていましたが、なかなか結果が出ず、転勤となり当院のある福知山に引っ越されたばかりでした。

当然、土地勘もないため病院を探すところから始められ、そして鍼灸院も探されており当院へ来院されました。

ちなみに病院は京都市内の病院を選ばれました。

状況としては、以前卵管に水腫ができ手術で左の卵管を摘出。

右の卵管は閉塞ということもあり、自然妊娠は難しいということもあり体外受精をされていました。

さらには、チョコレート脳腫もあり子宮内膜もなかなか厚くなりにくいという状況。

一筋縄ではいかないようなケースですね。

引っ越す前に広島の病院に凍結してあった初期胚の受精卵が1つあったので、京都市内の病院に移され、その凍結卵の移植に向けて鍼灸も開始しました。

胚移植に向けて低温期中に数回施術をしました。

しかし、その後の病院での検査でNK細胞活性の値が少し高めだったこともあり、次の診察の結果次第で胚移植するかどうかを決定するとのことでした。

※NK細胞(ナチュラルキラー細胞)とは血液内に存在するリンパ球の一種で、異常な細胞を見つけ攻撃をする細胞です。
細胞活性が高いNK細胞が子宮に定着してしまうと着床や妊娠継続を妨げてしまいます。

そして、次の診察で状況を確認すると胚移植するには問題ないとのドクターのOKがでたため、予定通り移植されました。

胚移植後も施術を行い、判定待ちです。


結果としては、
なんと陽性判定

私もご本人も大変喜びましたがその後の診察でhCGの値が低く残念な結果になってしまいました。

そして今回の胚移植で凍結卵がなくなってしまったため、採卵から仕切り直しです。

つづく


体質改善に必要な期間は?

ようやく暑い夏から解放され、短い秋になってきています。 当院は今月の17日で7年目に入りました。 今まで続けて来られたのも皆様のおかげです。 本当に感謝しかありません。 これからも更に信頼していただける鍼灸院を目指していきますので、宜しくお願い致します。 さて、今回は鍼灸での体質...