2022年7月20日水曜日

Tさん(31歳)のケース

Tさんが初めて来院されたのは不妊治療を始められてから2年以上たった頃。

当初の状況としては、以前卵管の閉塞があったため京都市内の病院でFT(内視鏡下卵管形成術)の手術をされており、タイミング療法をされていましたが結果が出ず、人工授精にステップアップされるタイミングで来院されました。

※FT(内視鏡下卵管形成術)とは、卵管が狭窄や閉塞していた場合、卵管の問題のある部位へカテーテルを入れバルーンを使って詰まった卵管を拡張させる手術。

いくら状態の良い卵子と精子だったとしても、両者が出会う道がふさがれていると、どうしようもないですからね。

身体の状態としては、ストレスがきつく、身体の中に余計な熱がこもっている状態。
しかし、冷え性もあり、基礎体温表を確認させてもらうと低温期と高温期の差がほとんどなくガタガタな状態でした。
普段から体調を崩しやすく、体調不良で一日家で寝込むこともよくあるとのこと。

決していい状態とは言えないTさんでしたが、人工授精に向けて準備をされていたため、それに合わせて少しでも身体の状態が改善するように鍼灸治療を行いました。

初めての人工授精は残念ながら陰性。
再び人工授精の予定をされていましたが、体調を崩し一旦見送られ、次の周期に再チャレンジされます。

いつもの様にその間も鍼灸治療を行いながら病院での診察を受け2度目の人工授精です。

そして2度目の人工授精をされ、見事に陽性!とまでは良かったものの、診察の結果、それが子宮外妊娠とのことでした。
それが左側の卵管で起こったため、左の卵管の切除を余儀なくされました。

そのため、可能性を高めるために、体外受精へ更にステップアップされることとなりましたが、卵管切除の手術後ということもあり病院の受診はしばらくお休みされました。
※ちなみにその間の鍼灸治療は行っても問題ありません。

病院の指示のあった期間お休みされた後、採卵からスタートです。
病院に通院をしながら卵胞の大きさをチェックしながら、無事に採卵されました。
誘発剤等は一切服用せずの採卵だったため、採れたのは1つ。
それを胚盤胞で凍結でき、体調を整えるために2周期ほど身体の準備期間としてあけた後、いよいよ胚移植です。

胚移植は無事に終了し、いざ判定です。

その後の判定の結果、見事に陽性!

FTや卵管切除の手術もされ、Tさんにとって大変な道のりではありましたが、無事に妊娠でき本当に良かったです。


これからも少しでも多くの方の妊活のサポートをしたいと思いますので気軽にご相談下さい。

一人でも多くの方の笑顔が見られますように!

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