2022年3月21日月曜日

Iさん(39歳)のケース その1

 Iさんが来院されたのは不妊治療を始められてから1年以上たった頃。

問診するとなかなか厳しい状態でした。

Iさんは卵巣にチョコレート嚢胞(一度オペ済み)があり、卵管は狭窄。

基礎体温も低温期と高温期が差がなくガタガタで月経周期もバラバラ。

更にはAMHが0.05、FSHの数値も高く、時には100を超えることも・・・。

(ちなみにIさんの当時の年齢からするとAMHの数値は2.50が平均値で、FSHは一般的に10以下が良いとされています。)


AMHとは、抗ミュラー管ホルモンのことで発育過程の卵胞から分泌されるホルモンです。

体内にある卵子は生まれつき数が決まっていて、減ることはあっても増えることはありません。

なので数値が低くなるということは残りの卵子の残りも少なくなっているということです。


FSHとは、脳下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモンのことで、卵巣機能が低下しているとその数値が高くなります。

低すぎても良くないですが、100以上はさすがに高すぎますね。


Iさんは体外受精をするために大阪の病院に通院しながら当院で鍼灸を併用して治療するために来院されました。

これだけ見るととても大変な状態ですね。実際は・・・大変でした。

僕もできることはしようと思い、Iさんにも施術内容を説明し納得してもらいながら鍼灸治療を続けられました。


つづく

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