2022年4月22日金曜日

Sさん(39歳)のケース その2

ひとまずその周期に予定していた胚移植はせず、タイミングで様子をみる方向で鍼灸治療を始められたSさん。

その周期は鍼灸治療をしながらタイミングをとられましたが、残念ながらその周期は生理がきたとのことでした。

そして本人の意向で胚移植をされるということだったので、私も胚移植に向けての鍼灸を数回行いました。

胚移植前後にも鍼灸治療を行い、そして凍結してあった初期胚を2つ同時に胚移植されました。

それから約2週間後の判定で見事陽性判定!

今まで何度も胚移植をされてきたSさんでしたが、鍼灸治療を受け始めて間もなく陽性判定が出て、本人も驚かれていました。

しかしその後、胎のうは確認できましたが心拍確認ができず、残念な結果に。


基本的に妊娠5週目で胎のうが確認できて、6週目で心拍確認ができればひとまずOKな状態です。

今回のケースで考えられるのは、1.不育症、2.染色体異常、3.単に受精卵の力が弱く着床はしたが成長しなかった、かのどれかではないかと思います。


そこで念のため不育症検査を病院で受けてみては?と提案しました。

仮に不育症だった場合、次に妊娠したとしても同じ結果になる可能性が高いからです。

染色体異常だった場合は、こればっかりはドクターでもどうすることもできません。


Sさんも同じ結果になるリスクを少しでもなくすために病院で不育症検査をされ、結果はやはり少しですがひっかかっていたようでした。

ただ、この結果が分かっていれば次回は薬で対応できるので、Sさんも少しは安心だと思います。

その後も、再び胚移植に向けて鍼灸治療を受けていただきました。


つづく

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