2024年11月25日月曜日

Iさん(37歳)のケース その2【不妊鍼灸】

鍼灸治療も開始し体質改善をしていきます。

その間は何度か人工授精で様子を見られていましたが、全て陰性。

ただ、Iさん自身は体調が良くなっている変化は感じられていたようでした。

そして、ご主人とドクターと相談し、体外受精をされる運びになりました。


先ずは採卵からです。

生理が始まり、生理3日目から誘発剤と注射が始まりました。

その後の受診で卵胞の7個ほど確認でき大きさも順調に育っているようでした。

また、血液検査の結果も安定したいい感じの数値でした。

それを踏まえて、排卵を抑制するため点鼻薬が処方され、いよいよ採卵日です。

ちなみに、その間もIさんの身体の状況と病院の受診結果に合わせて鍼灸治療を行っています。


その後、採卵も無事に終わり、あとは受精確認です。

結果としては、4個採卵できた内、顕微授精での1個のみが胚盤胞で凍結できたとのこと。

できればもう1個凍結胚が残ってもらえると良かったですが、こればっかりは仕方ないですね。

胚移植はその1個で勝負です。


次の周期にすぐには胚移植はせずに、一旦身体を休ませるために一周期空けられます。

初めての採卵で身体の負担を和らげるのと、あと緊張もされてたようなので気持ちも落ち着かせるための期間は必要ですね。

お休み周期の間も、胚移植の身体の準備も兼ねて鍼灸でさらに体調を整えていきます。

そして、いよいよ胚移植の周期がやってきました。



2024年11月22日金曜日

Iさん(37歳)のケース その1【不妊鍼灸】

Iさんが来院されたのは不妊治療を始められてから約2年半たった頃。

来院されるまでの状況としては、福知山市内のクリニックで約2年間はタイミング法と人工授精を10回ほどされてきました。

その間に一度だけ着床しましたが、その後成長せず残念な結果に。

そして、体外受精も視野に入れて治療するために神戸市内の病院へ転院され、卵管や子宮内の検査等を一通り受けられます。

検査結果としては、右の卵管は狭窄しており、左の卵管にいたっては閉塞していたとのことでした。

そこでIさんは卵管鏡下卵管形成術(FT)の手術を受けられました。

※FTはどのような手術なのかは2022年7月21日に掲載した「Tさん(31歳)のケース」の中でも登場してますので、ブログの内容と一緒にご覧いただけたら嬉しいです(^-^)


体外受精も視野に入れた転院でしたが、FTも受けられ、ご主人の精子も特別良い状態ではなかった様ですが問題がない範囲だったので、しばらくは人工授精で様子を見られます。

その状況の後、更に体質を変えたいということもあり、当院へ来院されました。

鍼灸治療を開始するにいたり身体の状態を診ると、Iさんは身体の巡りが悪く全体的に滞っている状態。

また、ストレスもきつく余分な熱が体内にこもっているにも関わらず、冷えもみられました。

それを踏まえて鍼灸治療の開始です。


2024年10月21日月曜日

体質改善に必要な期間は?

ようやく暑い夏から解放され、短い秋になってきています。

当院は今月の17日で7年目に入りました。

今まで続けて来られたのも皆様のおかげです。

本当に感謝しかありません。

これからも更に信頼していただける鍼灸院を目指していきますので、宜しくお願い致します。


さて、今回は鍼灸での体質改善について書きたいと思います。

当院では、妊活や不妊治療をされている方が、妊娠しやすい身体づくりと体質改善のための鍼灸施術を行っています。

「鍼灸を受けたいけど、いつのタイミングで受けるのがいいですか?」

という質問をされることが時々あります。

答えとしては、一日でも早く始められることに越したことはありません

人間の身体は60兆個や37兆個などいろいろな説はありますが、何十兆個もの細胞でできています。

そして、細胞分裂を行い新しい細胞が増えていく一方で、古く役割を果たした細胞は死んでいきます。

その繰り返しで人間の細胞はバランスを保っています。

しかし、筋肉、骨、皮膚、内臓、脳、血液などどれぞれの部位によって細胞分裂の周期は違います。

また、年齢によってもその周期は変化します。

それぞれの周期の日数に関してはここでは割愛しますが、早い部位では約1日、長い部位では数年かかると言われています。

ちなみに成長期間として精子は3~4カ月、卵子は5~6カ月ほどの期間が必要となります。

それを踏まえ考えると体質改善に必要な期間としては3~6カ月といえます。

人間はいくら頑張ってもすぐには体質は変わりません。

(これはダイエットや運動不足等にも共通しているので理解していただける方も多いと思います。)

なので根気よく継続して鍼灸施術させていただけると、体質が変化していく実感も徐々に感じとれると思います。

そうなれば、良い結果が訪れる日も近いかもしれませんね。

ちなみに、3~6カ月という期間は体質改善を徹底的に行うための目安なので、その期間より早く良い結果が出る方もいらっしゃいます。

何もしないよりはすることをオススメしますので、興味がある方は一度試されてはいかがでしょうか?


少しでも多くの方の妊活のサポートをしたいと思いますので気軽にご相談下さい。

2024年8月29日木曜日

台風10号に関してのお知らせ

現在、過去最強クラスと言わるほどの、大型で非常に強い勢力の台風10号が近畿地方にも近づいています。

速度も非常に遅いため、当院のある京都府福知山市に接近するタイミングも定かではありませんが、台風情報を観てると、おそらく明日、明後日だと思われます。

当院は明日土曜日は通常営業の予定ですが、台風の状況次第では休診、もしくは早めに閉めさせていただくことも考えています。

一番は患者様の安全を考慮した判断になると思いますので、その場合は、既にご予約いただいている患者様には早めのご連絡をさせていただきます。

また、これから予約を考えておられる方に関しましては、無理をせずご自身の安全を第一に考え、ご判断いただきますよう宜しくお願い致します。



やまざき鍼灸治療院

2024年8月10日土曜日

Yさん(33歳)のケース その2【不妊鍼灸】

ERA検査を行い、その結果待ちのYさん。

結果が出るまで、まだもうしばらくかかりそうです。

検査結果を待っている間に生理がきたYさんは、その周期はタイミングで様子をみられることになりました。

その間も継続して鍼灸で身体を整えていきます。

その後、タイミングをとられていましたが残念ながら再び生理がきてしまいました。

ちなみに、生理前の診察でERA検査の結果は、特に着床の窓のズレもなく異常なしとのこと。


そして、いよいよ胚移植の周期に入ります。

引き続き、胚移植までの間、数回鍼灸の施術を行いました。

胚移植も無事におわり、胚移植後も着床率の向上と高温期をしっかりキープさせるために施術をし、判定待ちです。


ちなみに、普段なかなか子宮内膜が厚くなりにくいYさんでしたが、鍼灸を受け出してからは普段よりも厚くなっているとのことでした。

胚移植前の診察でも、その時期にはめずらしく今まで以上に厚みがあったと報告を受けました。

体調が整ってくると、子宮内膜の厚さも向上するんですね。


いよいよ判定の日がきました。

結果としては、・・・見事陽性判定!

陽性判定後も流産予防のために、何度か鍼灸を受けていただきました。


本当に良かったです!



これからも少しでも多くの方の妊活のサポートをしたいと思いますので気軽にご相談下さい。

一人でも多くの方の笑顔が見られますように!

2024年8月9日金曜日

Yさん(33歳)のケース その1【不妊鍼灸】

毎日暑い日が続きますが皆さんいかがお過ごしでしょうか?
夏バテはしていませんか?

こういう時こそしっかり食べて寝て、体力をつけてこの暑い夏を乗り切りましょう!



さて、今回はYさんのケースをご紹介します。

Yさんが来院されたのは不妊治療を始められてから約2年半たった頃。

来院されるまでは、地元のクリニックでタイミング法と人工授精をされていました。

治療を続けて2年たち、なかなか結果がでないということで、体外受精にステップアップするために神戸の病院へ転院されました。

神戸の病院で体外受精をするにあたり、まずは採卵です。

アンタゴニスト法で誘発後、8個採卵し顕微授精で4個受精、そして4個とも凍結できたとのことでした。

その内1個は既に胚移植をして陰性。

という過程を経て、鍼灸を受けるために当院へ来院されました。 


Yさんの鍼灸治療を行うにあたり、まずは身体の状態を診ました。

東洋医学では気・血・水という考え方がベースにあり、このバランスが崩れると身体に様々な不調がでてきます。

Yさんは特に”水”の巡りが悪く、それに伴い、他の”気・血”のバランスも崩れているようでした。

そのことを踏まえ鍼灸治療を開始しました。


また病院では、胚移植を控えるにあたり、着床の窓が合っているかどうか検査をするということで、ERA検査を受けられました。

※ERA検査とは、胚移植の時期と着床のタイミングが合っているかを調べる検査です。

検査結果が出るまで3~4週間かかるため、それまでは身体を整えるために鍼灸を行います。


2024年5月14日火曜日

Uさん(37歳)のケース その3【不妊鍼灸】

採卵を無事に終えたUさん。

一周期お休みをはさみ、いよいよ胚移植の周期に入りました。

病院で処方された経口薬と貼り薬を使って子宮内膜を育てながら、鍼灸で身体を整えていきます。

その間に子宮内フローラの検査もされ特に問題ないようでした。

※子宮内フローラ検査とは、子宮内に存在し活動している細菌の割合を調べる検査です。
その中でもラクトバチルス菌(善玉菌)の割合が多い方が良いとされ、この子宮内フローラが整った状態だと妊娠率や妊娠継続率が上がると言われています。

もともと子宮内膜も厚くなりにくいUさんでしたが、胚移植前の診察では、胚移植するには問題ない厚さまで育っていました。

そしていよいよ胚移植です。

胚移植も無事に終わり、あとは判定待ちです。


判定結果は・・・
見事陽性!!

しかし、判定日の診察ではhCGの値が少し低めだったため、一週間後の診察まで様子を見られることになりました。

前回の陽性判定がでたときもhCGの値が低く、その後残念な結果になったUさんだったので、本人もとても心配だったでしょう。

陽性判定後も引き続き妊娠継続のための鍼灸をし、再び診察に行かれました。

診察結果としては、hCG値も問題なく上昇し、胎児も順調育っているようでした。

その間も鍼灸を行い、その後無事に卒業されました。

最後まで心配ではありましたが、無事に卒業され本当に良かったです。

おめでとうございます🎊



鍼灸に興味はあるけど、受けようかどうか悩まれている方がいらっしゃるかもしれません。

無料でカウンセリングも行っていますので、是非気軽にご連絡ください。


これからも少しでも多くの方の妊活のサポートをしたいと思いますので気軽にご相談下さい。

一人でも多くの方の笑顔が見られますように!

患者さんからのおすそ分け

今週は先週とは違い、少しずつ暖かさを感じられる時間帯が出てきました。 とはいっても、まだまだ寒いです。笑 これから徐々に気温が上がり、ポカポカ陽気の春の訪れが待ち遠しい私です。 さて、昨日来院された患者さんから帰られる際に、紙袋を渡され「これよかったらどうぞ。」 といってシフォン...